2009年06月11日

キッチン&ダイニングとLIBECOのテーブルリネンの展示会

7月11日(土曜日)~ 7月26日(日曜日)まで 
バーズSHOPにて「楽しいキッチンフェア」を開催致します。



以前より好評を頂いています
バーズカスタムメイドキッチン(オーダーメイド)・バーズナチュレルシリーズ
に加え 今回から新たにお取り扱いすることになりました
「LIBECO」のテーブルリネン(麻100%)の展示も致します。



リネンの中でも高品質で知られるベルギーリネンのトップブランド
LIBECO・LAGAE社は、ベルギーで1858年より150年にわたりリネンだけを
織り続けてきた世界でも有数の歴史ある織元です。
また、ベルギー王室御用達でもあります。

昨年11月から店頭に LIBECO社の麻100%の生地を使った
ソファを展示しています。
http://bases.eshizuoka.jp/e189921.html

今回のフェアでは、LIBECO社のナプキン、プレースマット(ランチョンマット)
テーブルランナー、エプロン等を展示販売する予定です。麻の素材のすばらしさ、
爽やかな肌触りをお楽しみください。

フェア日時:09年7月11日~7月26日  皆様、どうぞお楽しみに!!

バーズSHOP&家具工房ボーボワ
        
      




  


Posted by Atelier Ms at 22:52住まい・インテリア

2009年05月22日

カーペットクリーニング

ギャッベとキリムのフェアの最中、専門家の指導のもと
自前のカーペットとキリムを洗ってみる事にしました。
カーペット(毛100%)は26年前にパキスタンのカラチで買って来たもの。
キリム(毛100%)は10年ほど前に買いました。
さてさてきれいになりますか・・・

まずは用意するもの:マルセイユ石鹸とたわし


水を全体にかけます


石鹸を直接刷り込みます


たわしでゴシゴシやります。あまりの汚れか泡はあまり立ちません。


隅の房も石鹸でモミモミ洗います。


一度水で洗い流し,同じ事をもう一度繰り返しました。
汚れの程度にもよりますが、何せ26年間一度も
洗った事がないと来れば、もう一度美しく蘇らせたいですものね。

裏も水をなじませマルセル石鹸を刷り込みたわしでゴシゴシやります。


水で泡を流します。表ももう一度流します。


後は,自然乾燥。庭の石の上で日光浴。
自然に水が落ち来るのを待ちます。


キリムも同じように軽くたわしで洗いました。


考えてみれば、過酷な自然と闘いながら生活をしている
遊牧民の方々のところにはクリーニング屋さんなんてありません。
洗剤だって石鹸があれば上等。
糸の撚りを風合いとして大事にしている織物以外は、経年の汚れならば
これで充分なのだと感じました。
一皮むけたように色が鮮やかに、元の美人になりました。

それにしても、原始的ですがマルセイユ石鹸ってすごいです。
自然の恵みがいっぱい詰まっているような気がします。
体にはもちろん、東京から来て下さっていた専門家の男性は
髪の毛もマルセイユ石鹸で洗っているのだそうです。

今回紹介したマルセイユ石鹸はバーズにて販売しています。



詳しくは、バーズのHPもご覧ください。

          バーズSHOP&家具工房ボーボワ
        
      



  


Posted by Atelier Ms at 18:04住まい・インテリア

2009年05月11日

フェアの余韻

ギャッベとキリムのフェアも最終の週末終えました。
多くの方々が訪れて下さいました。
で、引き揚げてしまうものをなるべく、写真でお届けしよと思います。
世界に二枚とないもの。この次は11月頃を予定しています。






こういうカーペット類のお手入れが難しいとお考えの方に
ちょっと、お知らせ。普段、コロコロを使って埃を取っている
かも知れませんが、コロコロは毛の油分を取ってしまい、
かえって良くないのだそうです。
ご指導して下さった専門家は表面を掃除機で吸い取ったら、
固く絞ったタオルにマルセル石鹸(マルセイユ石鹸)を
刷り込んで、直接カーペットの上を毛の向きの方向に
向かってこすってゆきます。

下の写真は使い込んだマルセル石鹸

このように毛並みに沿ってこすってゆきます。
むだ毛もよくとれ、このままでおしまい。
自然製法のマルセル石鹸の油脂分が毛を保護して
いってくれるのだそうです。

あまり大きくないカーペットなら、マルセル石鹸で
自分で洗っても心配がないようです。
考えてみれば砂漠にはクリーニング屋さんなんて
ないんですものね。
次回は私自身が実際に自分のカーペットを洗う
実験をお伝えします。
  


Posted by Atelier Ms at 13:52住まい・インテリア

2009年05月03日

ギャベとキリム フェア

岡部町、バーズではギャベとキリムのフェア、
そして新しい寝具の提案をしています。
   


イラン、トルコ、モロッコの遊牧民達の色彩、
そして、草木染めの羊毛の肌触りを体験にいらっしゃいませんか?
純毛だから夏熱いんじゃないの?
いえいえ、夏だからこそ自然繊維のものをお肌のあたる
ところにもって来ていただきたいのです。
純粋の羊毛は冬暖かくて、夏は以外と体感はひんやりとしているのです。
灼熱の大地で暮らす遊牧民の生活や命を守る敷物ですから、
自然の理にかなっていると言っても良いでしょう。
一年中をとおしてお使い頂けるものなので、店内では、
「へぇー・・・」と、思わせるような、お手入れの実演もしています。
どうぞ、皆様お誘い合わせてお越し下さい。

           バーズSHOP&家具工房ボーボワ
        
      
  


Posted by Atelier Ms at 10:46住まい・インテリア

2009年05月02日

ギャベとキリム フェア 新しい寝具の提案


岡部町、バーズでは5月10日まで、 
ギャベ&キリム、そして新しい寝具の提案の
フェアを開催しています。
ギャベ&キリムは100枚ほど展示しています。
5月の明るい光のなか、ギャベ達が皆さんをお待ちしています。









その他の情報はクリックでバーズのHPをご覧ください。

           バーズSHOP&家具工房ボーボワ
        
      

  


Posted by Atelier Ms at 11:27住まい・インテリア

2009年01月31日

SALE 最終週末

更新がままならず、あっという間にひと月が経ってしまいました。

一月からのSALEは今週末で最後です。
無垢の材料で、自然オイルで仕上げた家具は、ダイニングテーブル
チェア、ソファなどが人気アイテムです。
この機会に是非お越し下さい。
バーモントキャスティングの薪ストーブにも毎日火が入っております。

     バーズSHOP&家具工房ボーボワ
        
     
  


Posted by Atelier Ms at 11:16住まい・インテリア

2009年01月06日

SALEのお知らせ


藤枝市岡部町殿(との)のバーズSHOPでは、2月1日まで展示品に限り

15〜30%引きにてSALE

を行っています。実際に手で触れてみて、座ってみて無垢の木で
自然オイル仕上げの家具をご実感ください。お待ちしております。

バーズSHOP&家具工房ボーボワ
        
  
  


Posted by Atelier Ms at 15:00住まい・インテリア

2008年12月02日

色々なご報告(2)栓の木の什器

同級生の奥様が、器のお店を出すという事で、相談を受け、
陳列のための什器を考えました。もうすでに、いろいろな作家さんたちと
コンタクトも取り、こつこつとかなりの量の仕入れをしていらっしゃいました。

現場を見て簡単なラフスケッチですが私の描いているイメージを伝えます。
イメージの段階では、土間にくる部分は角をミミの延長のように丸く
落とした方が土間から上がる場合に抵抗が少ないと思っていました。
色々な材木屋さんを回り、紆余曲折を重ねとうとう行き当たったところで
あまりミミのうるさくない「栓(せん)の木」の板に巡り会いました。

無理にミミを欠かなくてもいいのではと言うお施主さんのご希望で
そのまま滑らかに削ってもらいました。
しかも足を替えれば座敷内でテーブルとしても使えるようにしました。
お施主さんは大喜びして下さいました。
これからどんな器がこの什器の上でおしゃれな顔をして並ぶのでしょう。
楽しみです。

まだ仮ディスプレイの写真ですが、全容を後日ご報告させていただきます。




なお、この加工は岡部町殿のバーズ併設家具工房ボーボワです。
        バーズSHOP&家具工房ボーボワ
        
  

              

  


Posted by Atelier Ms at 19:19住まい・インテリア

2008年09月12日

南部鉄瓶から思いをめぐらせたこと


随分前の話になってしまいますが、メゾン・エ・オブッジェの会場では、
東洋趣味的なオブジェや展示が多く、ヨーロッパの東洋趣味は衰えて
いないなと思いました。
この南部鉄瓶も、果たして西洋の方がこの良さがわかるのだろうかと思い
ましたが、色彩やフォルムの面では随分とデザインや展示の有効な脇役
として活躍していました。モダンなモノトーンの家具のなかに、鉄という
異質なマテリアルと曲線がとても新鮮で、オブジェとしては色のコント
ラストもマッチしているのです。

そしてもう一つの東洋趣味的オブジェ。

からくり人形が縫い物をしていました。
ゆっくりと動くこのからくり人形は,一昔、ヨーロッパが想像
していた「東洋」そのものを表しているようです。中国ともいえず,
ベトナムともいえず・・・なんだかわからないけど「東洋」。

視点の位置が変わると同じ言葉でも、全く意味が違ってくることが
あります。
以前、ドイツに住んでいる頃、日本では「エスニック」と言う言葉が
大流行り。お料理でも、デザイン系でも、エスニックのアクセントが
どこにでも見られました。

丁度その頃は、ベルリンの壁が壊れ、イデオロギーのくくりから解き
放されたことで押さえられいた、民族的な目覚めがあったと同時に、
急にエスニックという言葉が流行し、自分の民族にとどまらず、
他の民族の特徴を意識するようになりました。メッセージの込められた
紋様だとか,色彩,デザイン,料理等が主流です。

ハンブルクの陶器屋さんで買い物をしていた時に「Ethono(エトノ)」
という言葉がしきりに使われていました。インテリアのショールムでも
そいう言葉があふれています。私達がいうところエスニックと言う意味
なのですが、目に入るのは、アフリカやアラブ等の部族などが掘った
置きものや、家具や飾り物。「えっ,これがエスニック???」と質問
してみました。

私はこのとき自分の視野の露出が開いていないことを痛感。
ヨーロッパにいれば「エスニック」はほぼアフリカなどを指し、
日本にいれば「エスニック」とはほぼ東南アジアなど指し、
知らず知らずにイメージングしているのだと気がつきました。
それは、自分が立っているところはどこなんだと一瞬はっと
思わせてくれる出来事でした。

それからいろいろ思いを巡らせて、じゃあ果たして大航海時代に
東洋に行きついた人達はどう感じたのだろうかと・・・・
あまりに遠いところなので「地の果て」の「異生物」に近い
感覚を持っただろうと・・・・

「エスニック」は比較的近くて少しずつでも情報が入って来る程度の
遠さにある異文化なのだと言う距離感を持っていた方があたりかなと
思いました。そして少しだけ上からものを見ている…つまり近代化が
少し遅れて、私達が忘れてしまっているものがまだ残っている世界と
いう捉え方を潜在的に知らず知らずにしていることにも気がつく。

今ヨーロッパは、回転寿司はじめ日本の一般の人々が日常に触れている
ものが商業的な形で浸透している。そこには日本人の精神文化から
それらを理解している人はほとんどいないでしょう。
昔のヨーロッパ人が東洋に憧れて取り入れてきた文化のことから
知ろうとしてくれる人、もっと深く侘び寂びにいたるまでの理解に
及んでくれる人が、どれほどいるのでしょうか。

日本の精神文化を深く追求したドイツ人哲学者のオイゲン・ヘリゲル
などのように私達日本人以上に日本人の精神文化を探求した人達に
恥じないように私達自身も,その美しさに目覚めたい・・・・

そんなことを南部鉄瓶を眺めながら思いを巡らしてしまいました。

そこで、家の裏に置いてあったおじいちゃん愛用だった古い南部鉄瓶。
最近、錆を少しだけ落として眺めていますが,今年の冬は火鉢にも
火を入れて、昔のように,しゅるしゅるという鉄瓶の音を楽しんで
みようかなと思います。

メゾン・エ・オブジェで感じた「エスニック感」でした。
  


Posted by Atelier Ms at 10:16住まい・インテリア

2008年07月31日

木製パズル−3−




フランス製の木製パズルの第3弾。
これはミニサイズのアソート。



何種類かの木を組み合わせて作ってあります。ウェーブには「網目」
と言う名前がつけられています。
無塗装で、木の感触がすばらしいので、一つ一つ何の木かなと
確かめながら,組み立ててゆくのも面白いですね。

     

        販売はバーズにてしております。
       


Posted by Atelier Ms at 12:04住まい・インテリア

2008年07月30日

木製パズル−2−

フランス製木製パズルを,前回に引き続きご紹介。
今回はこのストライプのスパイラル。




メイプルとウォールナットのコントラストが美しいのですが、
これが難解なパズルで、バラバラにするのが恐くていまだに
自分でも挑戦していません。下の写真のように分解します。





こんな楽しいパズルだったら飽きずに取り組めるかもしれません。
色や形はさることながら、立体の部分の洞察力も試されます。
フランスからのインストラクションによりますと,7歳から70歳代の
方までが対象だということでした。6歳以下は、飲み込む危険があるので
触らせないようにという注意書きがありました。

木製パズルの販売はバーズにてしております。
バーズではこのようにディスプレイしています。





            バーズSHOP&家具工房ボーボワ
        
     


  


Posted by Atelier Ms at 11:45住まい・インテリア

2008年07月27日

フランス製木製パズル


まるで絹の布を広げたような波が美しい木製パズル<TRUZZLE>トラッズル
を、フランスから輸入しました。ブザンソンの近くの工房で、
職人さん達が一つ一つ丁寧に作り上げたものです。
やっとお目見えすることが出来ました。
パターンは80数種類ありますが、今回の製品を順次ご紹介して
いきたいと思います。写真は、チェック柄のスパイラル。

上の拡大写真の全体図が下の写真です。


モノカラーの製品になりますと,増々その木目の美しさが際立ちます。
そして,よく見るとノコギリの幅がほとんど出ていないと言う精巧さ。


特に木目のきれいな木を使うと、木目に見とれてしまいます。
インテリアアクセサリーとしても、良いですね。

お品は、私がアドバイザーをしております岡部町殿のバーズにて
販売しております。
なかには、とてつもなく難しいパズルもあります。
どうぞ、挑戦して見てください。

            バーズSHOP&家具工房ボーボワ
        
     

  


Posted by Atelier Ms at 12:00住まい・インテリア

2008年06月26日

センターレース・縦型ブラインド

ご新築のK邸にN社の縦型ブラインド・センターレースを
使ってみました。大変好評でした。
上の写真はブラインドを閉じたところ。
下の写真は,オープンにしたところですが、
このセンターレースと、左右どちらにも寄せられる
「両側開閉操作反対寄せ」タイプ(コード式)で
特許をとった製品です。


寝室近くのサンルームなので、遮光タイプの生地を
使ったものを選びました。
オープン状態でも、レースのカーテンがあるように
無防備にならずにすむところが良いですね。  


Posted by Atelier Ms at 17:41住まい・インテリア

2008年06月23日

ビジック:初めて使ってみました


ご新築のK様のお宅に、初めてT社のビジックを使ってみました。
他の窓がナチュラル一色だったので、少し女性らしさをかもし出す
ところをお作りしようと思い、使ってみました。
他にはストライプがありますが、ストライプの方が光を調節するのに
変化があり,効果的かと思います。しかし、葉っぱのような,
花びらのような美しい透かし模様がチェーンを引くと上下に動き
不思議な光を演出します。下の写真は,チェーンを少し引いたところで
透かし模様の重なり方が変わったところです。
  


Posted by Atelier Ms at 18:40住まい・インテリア

2008年06月19日

なつかしいオーブン

パリのメッセで,懐かしいオーブンを見つけました。
これはヨーロッパの家庭で昔使われていたオーブンです。
石炭や薪をくべて、上の鉄板のところでお湯を沸かしたり、
料理をし、下の方がオーブンになっています。
もちろん暖房も兼ねていたと思います。

ドイツのハンブルクで最初に下宿した家にはまだこのオーブンが
残されていました。さすがに使ってはいませんでしたが、
キッチンの中心として鎮座ましましていました。
上部の真鍮のパイプがとてもおしゃれで、いつもピカピカに磨かれて
いました。そこに、乾かしたいものなどを掛けておいたと聞きました。
それがとても印象的で、13年前に我が家が引っ越した時に、
このパイプがついたキッチンを見つけ、即座に決めました。

金属だから、冷たいんじゃないかと思いますが、現代版は半ば
アクセサリー。ちゃんとコーティングがしてあるので、冷たくはなく、
しっかり固定されているので、膝の悪い母が立ち上がる時には
随分これにつかまり,助かっていました。
いまは、キッチンタオルに紐をつけて吊るしたりしています。
ノスタルジーでパイプのついたこのキッチンに決めたのですが、
思いも掛けないお役がありました。  


Posted by Atelier Ms at 01:20住まい・インテリア

2008年05月14日

プラスαの何か


プラスαの何かで花を添えるという訳ではないのですが、
ご新築のお宅にカーテンを提案させていただいたおりには、
ご新築祝いとして、何か手作りのものを,趣味の範囲で、
出来る範囲でプレゼント。

写真は岡部町Y邸にカーテンを納品した際に、日頃ミシンの趣味を
ここで発揮。ちょこちょこっとカフェカーテンを縫って、プレゼント。
予算の関係でカーテンがつかなかった小窓などは、これでさしあたって
目隠しができます。
引っ越しで忙しい奥様の事を思うとついつい手が出てしまう・・。

上の写真はアトリエで掛けてみた感じを試してみました。
(雑に掛けてあってちょっと不覚でしたが)
次の写真はレースのカーテンを使って作りましたが、
レースのような薄い生地で作った時は、裾あげは殆ど少しの
方が良いですね。反省,反省。
この次はこの経験を生かしましょう。

  


Posted by Atelier Ms at 13:43住まい・インテリア

2008年02月21日

パリで感じた今年の色

インテリアのタイプがクラシックであってもモダンであっても
パリで感じた今年の色はここかしこで見られたリーフグリーン
と、海を感じさせるブルー。

テーマカラーとして色々なところに使われていました。そしてフーシャピンク。
(青みがかったピンク)で、この3色に白と黒のモノトーン、金糸、銀糸。

なかなかこういうタイプをやる機会
がないので遠ざかっているのが現実
ですが、こういう色彩も、私の中で
は避けていたという方が正しいでし
ょう。その理由はあとで述べます。














そして会場内のレストランの一つにはまさしく流行色を特徴づける
ピンクのカーテンの前にマカロンのタワーが築かれていました。
























本当に些細な幼児体験からです。
保育園に通っていた頃、午後のおやつの時間に、動物の形をしたビスケットと
アルミのカップに入れられて脱脂粉乳が出されていました。そのビスケットに
こってりと色付けされた砂糖が塗られていて、こんなピンクや緑色だったので
す。幼児の私にすら自然の色ではない事が容易にわかり、異様な気持ちで食べ
ていました。

それ以来、何となく遠ざかってしまっていましたが、パリに行く前に、ちょっ
とニットものを補給しようとお思い立ち、洋服売り場に立った時、自分の固定
観念や、枠を取り除いてみようと思いました。避けて通りたかった色に挑戦し
てみようと思ったのです。それで、このグリーンのカーデガンとセーターを買
って持って行ってみたのです。そうしたら会場でどれほどの人がこれと同じよ
うなグリーンを使った服を着ていたでしょう。笑ってしまいました。

そしてもう一つの逸話。
ローマのトレビの泉の前にあるジェラート屋さんで、「あっ、抹茶アイスだ」
と大喜びで買って食べてみたのは良いのですが、これがピスタチオのジェラー
ト。お粗末様・・・の巻。だったので、この色には裏切られたような気がして
ならなかったのです。くだらない事なのでしょうが・・・・。
下は、以前にもアップしましたが、街のパン屋さんのショーウィンドウの写真
です。
  


Posted by Atelier Ms at 19:12住まい・インテリア

2008年02月20日

パリ 南欧の風


ルブルジェの家具会場のブースの写真ですが、季節的なものでしょうか。
南欧風の演出が多かったように思えます。ブースの設営には、とにかく
力がこもっています。前回にも述べましたが、スペースづくりのために
どれほどのエネルギーを注いでいるか、この写真を見てもわかります。

ノールのメゾンエオブジェの会場にも南欧の風が吹いていました。
クラシカルな中に南欧のリゾートを意識したり、ちょっと貴族趣味的な
上流階級のテイストをちらつかせていたり、EUになってから加盟国の
生活水準や、経済状態をうかがわせる気がして、
うらやましいやら、ため息やら・・・。
昨今のシャンデリアもここかしこで使われていました。



雑貨のブースは「リヴィエラあたりの夏」とでも言いますでしょうか、
「夏のリゾート」「旅」などがテーマとして前に出てました。
ちょっとかわいい「海の家」
でしょうか。
覗いてみると、ちゃんとお部屋が
出来ています。そして雑貨が展示
され、商談を待っています。





雑貨パヴィリオンの中のストリート。











メッセの開催国・季節的な特徴でもあるのでしょう。
「北欧風の・・・」がちょっと影が薄かったように思えます。
これから来るものをうかがえさせますが、本当に良いものは
ブームが来ようと来なかろうと、ずっと愛されて使われて
ゆくものです。
  


Posted by Atelier Ms at 13:24住まい・インテリア

2008年02月18日

パリ 雑貨のブース

メゾンエオブジェの雑貨パビリオン
では、ふとどこかの路地に紛れ込ん
でしまったような時があります。
古いヨーロッパの路地のようだっ
たり。地中海のどこかの島のよう
だったり。雑貨を充分にアピール
出来る演出がされています。その
スケールは、出店主のエネルギー
を感じます。左の写真も、気がつ
いたら、商談中の路地に迷い込ん
でいました。







上のブースを表から見たところ。
お祭りの屋台が並んでいるような
かわいらしさ。
この写真の左奥に見える車は、
古いトラックでした。








このトラックの屋台も展示に一役。
季節柄でしょうか、これから迎える
夏を意識しているのか、また、
南欧がブームとしてくるのか、
地中海の「風」を感じる雑貨、又
ナチュラル系雑貨が多かったので
すが、手作り風のというものより
とてもソフィスティケイトされた
雑貨が目につきました。
造花にしても、(Siaのブースも
覗いてみましたが)リアルなもの
が主流だったように思えます。


ブースの設営は半端じゃなく、一軒の海の家をパビリオンの中に建ててしまっている
ような規模の展示でした。各社の意気込みが感じられます。  


Posted by Atelier Ms at 18:29住まい・インテリア

2008年02月11日

パリ・メゾンエオブジェとムーブルパリ(4)

ー対極にあるものー

前回でものべたように、クラシカルなものの傾向が色濃くなった
ように思えますが、モダンもまだまだ健在。
ケルンでも訪れたニコレッティのブースはいつもながら人気が
ありました。

前年の流行、モノトーンにフューシャピンクやレッドなどのコンビネーションは
まだ引きずっていました。



ここまで見てゆくと、木に関わってきた私などはナチュラルな色使いが
視覚にないことに、少し緊張感を感じます。そこでちょっと
ほっとするようなコーナーがありました。チョコレートです。

ある会社のソファーの写真をもとに、チョコレートでソファーを作っていました。
滑らかさは、時々ヘアドライヤーをかけてつやを出したりしていました。
  


Posted by Atelier Ms at 18:34住まい・インテリア