2018年02月06日

リネン100%のカーテン

<麻100%のカーテン>



学生時代から自然繊維に興味を持ち、卒論では麻織物についての一考察
という課題を選びました。
主には温帯地域で栽培される苧麻(カラムシ)についてしらべましたが、
当時は化学繊維全盛期。
資料を集めるのに苦労した思い出があります。


インテリアで使われる麻の主流はヨーロッパの寒冷地域で栽培されるフラックスを原料とするリネンです。
リネンは夏の繊維というイメージが強いのですが、繊維の中に空洞があり保温性に優れていて湿度の調整をし、何と言っても静電気が起きにくいために汚れがつきにくいという特性があります。
そのために健康面を考える上でも、一年を通してお使いいただくのに最適な素材なのです。

昨年から岡部町朝比奈の「家具SHOP バーズ」内に麻のカーテンコーナーを展開したのですが、早速ご依頼をいただきました。





焼津市Y邸。ご新築の際に主な窓周り全てをリネンカーテンにしました。とても気持ちの良い空間になりました。


お子様の部屋にはブルー系のリネンカーテン


生地の縫製をする前に水通しの防縮加工(前もって縮ませる)をしたもので縫製します。こまかな小じわができますがこれも麻の特徴です。使いこんでゆくに従い馴染んでいきます。


寝室には厚手の麻の生地で暗めに。レースは麻の白系で縦ストライプの織り模様のある生地を持ってきました。



3月末から5月の連休過ぎまでさらに80種類以上の「麻のカーテン」のサンプルを展示いたします。

どうぞ実際にお手にとってリネンのカーテンをご覧ください。これから準備をいたします。  


Posted by Atelier Ms at 00:33住まい・インテリア